アクセス動画 制作ルールブック

2019年 9月 30日 更新 外間結香

概要

道案内動画の制作にあたり、道順や撮影状況に応じてさまざまな制作・表現方法があり、制作完了した道案内動画に関して、個々のばらつきがあるため、ある一定のルールおよび制作基準を定めます。

但し、医療機関様より修正指示、ご希望があった場合は、基本的には医療機関様の指示通りに修正を致します。素材的に、編集内容的に困難、工数がかかる、再撮影が必要など状況に応じて対応致します。

(2019.7.25現在、公開済み(予定)医療機関様、すべてご希望の内容になるまで再作成・再修正・再撮影を行う:EPARK人間ドック以外のサイトで使用する場合は、有料オプションとなる)

動画素材の処理

1.シーン切り替えはすべて白フェードアウト

2.暗いときは明るさを適正に調整

3.指が写った場合など、拡大トリミング、カット編集で調整

4.直進は800倍速、100m以上続く場合は通常再生する箇所を200m以下単位で追加する

目印がない場合は、●●方向へ(方面へ)、行先の方面名、方角などををいれ、

位置関係がわかるようにする ※倍速について を参照

スタート地点について

1.駅~病院(徒歩)

  基本的には改札口、駅名がわかる箇所より開始。

 (素材によって異なるため制作は素材に寄せる)

  例)改札、地上・地下出口、駅名の看板(外)

  注意点:

  「改札」その駅に改札が1つ以上ある場合は、必ず改札名(改札のタイトル、北側改札   等)をテロップへ入れること、調べてもわからない場合はご相談ください。

  「地上・地下出口」出口№や出口名を必ず見えるように、

   見えない場合は、テロップで補足する

  「駅名看板」駅名が見えるように

   駅のどちら側なのか、大きい駅の場合は特に記述してください。

   小さい駅で出られる出口が1つの場合は、特に追記しなくても大丈夫ですが、

   小さい駅で複線、出口が2つの場合は、降りたホーム(来た方面)により

   下り/上り方面(●●方面/▲▲方面)からお越しの方は

   XX側の出口から~のテロップを追加し、改札名がない場合の補足を追加。

 

   

2.駅~バス停~病院(徒歩、バス)

  1.と同様。

3.車

  医療機関よりスタート地点の指定がない場合は、名称のある主要交差点

  公共施設、主要国道などから開始。google地図と動画素材がリンクしていればいいですが

  していない場合、動画素材に沿って作成(google地図と素材の古い順を見極めて

  状況に応じて判断)

  目印がない場合:google地図を広域で、素材のスタート地点と照らし合わして

  素材のスタート地点~医療機関 の間で、主要の地方、エリア、方面などの特定

  方角を組み合わせてテロップへ追記。

  例)●●市●●町付近、国道●●線を(東西南北)に向かい、

    ガソリンスタンド(例)のある角を右折~

4.その他(駐車場など)

  素材による。駐車場から医療機関/医療機関から駐車場など、素材や状況に

  応じてスタート地点、メインを決定。

  医療機関の駐車場付近からのスタート

  駐車場から医療機関までのアクセス

  医療機関から駐車場までのアクセス

  駐車場に関しては、駐車場名、専用駐車場、契約駐車場、施設内駐車場、駐車場料金の

  チケットの提供をサービスしている場合はテロップに追記する。

テロップ・文字関連

1.テロップは素材に合わせて【随時】表示する

  つまり、テロップ表示部分がずっと白いまま、ということが無いようにする

2.テロップは1行(長い文は2~3回に分けて表示、この時、テロップ切り替えのタイミング  と切り替え後は読み終えるまで、なるべく倍速にしない。

  表示してから読みおわる間は普通再生へ、読み終わったら倍速再開へ

  (倍速中の映像の景色を見るのと倍速中に切り替わった文字両方に注力が

  いかなくなるため)※テロップはあくまでも補足説明だが、倍速中は

  画面が早く目で追うと、テロップの切り変わりが読みにくくなるため

3.切り替えはフェードイン、フェードアウト

4.テロップは吹き出し先端部分に合わせて中央寄せ

5.スペースは半角

6.シーンからずれた場合は二行に分け順番に表示する

 例)横断歩道を渡り直進します(約200m)は、横断歩道の部分は

   直進中に映像から外れるため以下の通りにわける

  横断歩道を渡り      →横断中に表示

  直進します(約200m) →横断後に表示(直進中は表示し続ける)

  読める間隔で表示

7.右折、左折時は矢印を表示

8.わかりにくい場所にある場合(通り過ぎそうな場合など)は、目的地手前で矢印を置く

  参考:建物に看板が無く、ビルの奥まったところに入口があるなど、通りから目的の

  建物が見えてきたら、矢印を少し手前で置き、テロップで「右手の〇〇ビルが見えます」

  等、補足してください

9.「〇〇通り沿いを直進」の取り扱い

  → 〇〇通りを直進 へ変更

   ※線路や高架そばなど並走している道路を通るときは、「〇〇通り沿い」を使用

倍速について

1.直進時、信号待ちは倍速

2.倍速中、目印の通過時(テロップが変更になるタイミング)に普通再生へ

  テロップを読ませてから倍速スタート

 (この時、倍速スタートしても素材に合ったテロップか確認する)

3.倍速が長らく続く場合、目印をいれる(テロップ切り替え)のタイミングで普通再生へ

4.二車線以上の幅の広い横断歩道の横断時、渡りはじめて数秒たったら倍速へ切り替え

  わたる時間が長いため時間を短縮。ただし、渡り終わったと同時に方向指示があるため

  普通再生へ戻す

矢印(右)と(左)

1.行先に応じて「少し手前」で表示。動画の中で、行くべきところが見えている場合、

  矢印を設置し行先を事前にわかるようにする

2.通りに面した医療機関に向かうとき、目のまえに到着しないと目的の医療機関が

  見えない場合(建物が小さくまたはひしめきあって、わかりにくく通り過ぎそう等)に、  少し手前で矢印を置き、通り過ぎないよう注意を促すために設置

3.表示の高さ

  実際に通るところの顔あたりの高さ

  横断歩道を渡るなら、横断歩道の直上にポインタがあるくらい

  塀で囲まれた住宅街の通りなら、塀より下

  バスターミナルの歩行者用エリアを行く場合は、歩行者エリアにポインタを

  置くイメージ。高すぎる場合、バス走行エリアにはみ出る可能性があり

  画面下の歩行エリアが見えにくくなるため

4.横断歩道を連続3つ以上渡る場合やくねくねしたところを行く場合は

  矢印を切り替えて表示する。テロップに関しては「矢印の方向へ進み」を

  状況に応じて使う、目印になるテロップは表示優先

5.曲がる角の壁に重ならないように配置 (下記参考)

歩くところに配置する。曲がったあと、矢印をずっと残さない。左折して直進するかぎり、まがったたらすぐに矢印をフェードアウトする。左折した後の直進の道の上に、左矢印があると、さらに左折が必要なイメージになるため。

①壁や角に重ならないように配置

②曲がったら矢印をフェードアウト

曲がる前

曲がった後

※矢印で方向指示を出すとき、倍速ではなく普通再生

6.横断歩道手前で、信号の待ち時間に矢印を表示させる(下記参考)

7.横断歩道を渡るとき、通る場所の上にポインタの先を置くようにする(下記参考)

フレームやタイトル

 基本的に指示書で指定します。

 わかりにくい場合や未記入の場合などは相談してください

OP(オープニング)

1.徒歩 パターン1:最寄り駅より徒歩/パターン2:最寄り駅 → バス乗車

  路線名+駅名

2.車アクセス

  お車ご利用の方

   →複数の方面の車ルート紹介時に変化

例:お車ご利用の方/※状況に応じて調整 スタート地点、経由地点の名前が長い時 例)アクセス情報もあるが駐車場情報もある場合

  ●●方面から△△経由  など

3.駐車場のご案内

  駐車場のご案内

   近隣駐車場のご案内 など

   →複数の駐車場を案内時に変化

※路線名は、一般的に使われる呼称(浸透している、わかりやすい)方を選択

AC(フレームタイトル)~からのアクセス /~からバスのアクセス

※路線会社名は、一般的に使われる呼称(浸透している、わかりやすい)方を選択

例:阪急電鉄→阪急電車/東京交通局→都営地下鉄

1.最寄り駅より徒歩

  路線会社名(半角スペース)駅名からのアクセス

2.最寄り駅 → バス乗車

  路線会社名(半角スペース)駅名 からバスのアクセス

3.車アクセス

  撮影スタート地点の国道、目印になる起点を設定

  例:〇〇交差点/信号の名前「〇〇一丁目」/国道△△線・XX方面~/

    〇〇交差点から車でのアクセス/国道△△線・XX方面から車でのアクセス

4.駐車場案内

  近隣駐車場からのアクセス

  契約駐車場からのアクセス

  →複数駐車場がある場合や、動画素材の状況に応じて変化

考えられる撮影状況

・駐車場を徒歩で撮影している場合

・車に乗車して撮影している場合

※交通ルールに反している、案内によっては交通ルールに反してしまう場合は、再撮影または 素材をカットする、またはテロップなどで補足して制作する。難しい場合は相談。

左上の「トータル距離」について

徒歩・バスのみ表示(移動距離を表示する)

車の場合、場所を示すために必要のため、どの方面から来るかによって移動距離が異なるため

距離の表示は不要、車のアイコンを使う

人や車、バス停など動くアニメについて

素材に応じて作成

※徒歩で撮影していても、車ルートを想定している場合は車アイコンを使用

動く アイコンの種類

 人:徒歩のとき

 車:駐車場案内や車ルートのとき、乗車中イメージとして

 バス:バス乗車中

固定 建物アイコンの種類(ゴール地点のアイコンについて)

 病院:基本的に、全てのアクセス動画でゴール地点に設置

    ※医療機関から駐車場までのアクセスの場合は、ゴール地点を駐車場アイコンにする

 駐車場:駐車場案内中で駐車場に駐車したのちに、徒歩で医療機関へ向かうときに使用

     例:(車)→駐車場のPアイコン→(徒歩)→医療機関建物アイコン

     車で医療機関目の前に駐車した場合は、車で医療機関アイコンに到着でOK

白い背景画面のタイトル文字入りを使用するとき

主に、駐車場案内、車ルート、バス乗車時、3アクセス以上になりそうなとき

複数アクセスを1アクセス本編にまとめたときのシーン切り替えなどで使用

例:下記のとおり(参考)

・駐車場や車ルートの案内タイトルについて、オープニングやフレームは医院名が入っており 文字数が限らておりテロップ欄は1行しか入らないため、まとめてタイトル表示したいとき(シーンの切り替えなど)白背景の中心にタイトルの設定をしたものを最初に差し入れます。

・複数ルート紹介したいのに、最大3アクセス以上になってしまうため、白背景のタイトルを挟んで切り替えして使用するなど

通行人やナンバープレート等のぼかし設定基準

・ぼかし設定をかけるか、どうか判断がつかない場合は、基本的に全部ぼかしをかける

ぼかし設定 ON

ぼかし設定 OFF

人の顔

・知っている人ならわかる範囲

・マスクと帽子をかぶっているが

 目元がはっきりわかる

・誰だかわからない範囲

ナンバー

プレート

医療機関様の駐車場内の車は停車走行中関係なく、事業車関係なく

 全て

・徐行(時速20km前後)、停車中
の個人車は全て(右・左折レーン  待ち、信号待ちなど)

・走行中の車

・事業車(警察、宅配、消防

 バスなど)※事業用車か判断で きない場合はかける

その他

上記、下記の読める・見える(判別する)ものは全てかける

------------------------------------

個人宅の表札 / 歩行中ガラス越しに見える建物内の人の顔 / 車中の人の顔 / 等

選挙ポスター / 商店・企業名などの看板、サイン /

<注意点>

 道路横断中(普通再生中)、はもちろん、特に停車している車、または停止している人は、 普通再生・倍速中にかかわらず、はっきりナンバーや顔がわかるのでしっかりかける。

 車ルート(車載撮影)の場合に、ナンバープレートや乗車中の人の顔に注意。

・通行人ぼかし設定用のアプリケーションを使用

・備忘録:車のナンバーより所有者名や住所を特定できるかどうかについてのメモ

 4桁のナンバーだけではなく、自動車登録 番号全て必要で、無断駐車等の理由を持って、調べることが可能。ですが、個人で調べる場合に、7桁の車体番号も必要で、ほぼ困難です。2019.7現在(弁護士や警察などしかるべき機関は別)

問題点のある動画素材への対応方法

1.細い道を直進中、反対側へ渡り直進を続行

  反対側へ渡るのはいつでもできるので、直進中のテロップまたは

  この先を左折するので、反対側へ渡る といった内容のテロップを追加

2.五差路や複雑な形の交差点などで横断歩道を3回以上連続で渡る

  横断歩道を渡り右折し横断歩道を渡り、とテロップが忙しくなるため

  矢印を適宜表示させ、矢印の方向へ進みます とする

3.細い道の分かれ道で、映像ではわかりにくい場合

  矢印のポインタを明確に行先に合わせて表示させる

  目印になる道路標識等を追記してテロップでわかりやすくする

テロップの文、言葉、シチュエーションに応じた表記

よく使用する文や状況に応じて変更する言葉など

1.●●駅XX改札を背に~

  改札がスペースの広いところにあり、あらゆる方向に進める場合に限り使用

 (右や左、右斜め方向や多方面に向けて歩けるなど行き先が2つ以上ある場合)

  改札出て、そのまま進むべくところが一つしかない場合は、

  「●●駅△△改札を出て~」 とする

2.大きな交差点を渡る/大きな交差点で「右・左」折するとき

  手前で渡るか、渡ってから渡るか ↓図を参照

3.右方向へ、左方向へが間がなく、連続する場合

  ・矢印を表示させ、「矢印の方向へ」

  ・右へ左へ連続する前に、映像の中で到着地の建物が見える場合下記のようなテロップ

   で補足し、矢印の方向へ で誘導する

   例)●●側へ/道路反対側の▲▲を目指して~/●●郵便局の方向へ~ 等

使用する言葉・言い換え・ひらく漢字等について

よく使用する言葉や言い回しなどを統一(随時更新)

対象

言い換え後・使用方法

備考・メモ

1

ななめ

斜め

2

突き当り

つきあたり

3

更に

さらに

4

目の前~

正面~

素材に応じて、見てわかる場合は、正面~を使用せず、目標物名からテロップ開始。

5

一つ

ひとつ

6

乗り場

のりば

7

~を背に

3方向以上に行き先がある場合(広場などあらゆる方面に進める)に使う/行き先が2つ以下の場合は、「~を出て」に言い換え

8

9

10

目印に使用するお店や、建物名

リスト(案)

1

生魚店

11

電気店

21

デパート

2

果物店

12

工務店

22

和服店

3

刃物店

13

カフェ

23

洋服店

4

くつ屋

14

喫茶店

24

スタンド店

5

花 屋

15

美容室

25

パチンコ店

6

コンビニ

16

飲食店

26

ゲームセンター

7

和菓子店

17

中華店

27

食器店

8

洋菓子店

18

洋食屋

28

ファーストフード店

9

居酒屋

19

和食店

29

ランドリー店

10

酒 屋

20

クリーニング店

30

斎場

31

式場

41

歯医者

51

おもちゃ屋

32

ホール

42

エステ店

52

ゲームショップ

33

駐車場

43

化粧品店

53

文房具店

34

マンション

44

スポーツジム

54

画材店

35

アパート

45

スポーツ洋品店

55

ガラス店

36

不動産屋

46

たこやき店

56

37

宝石店

47

たいやき店

57

38

時計店

48

お好み焼き店

58

39

病院

49

焼き鳥屋

59

40

クリニック

50

揚げ物店

60